ロエキエロ

ローズレッドのロエキエロのレビュー・感想・評価

ローズレッド(2002年製作の映画)
2.9
家にお化けがいるのではなく、家それ自体が邪悪というシャイニング的な設定で、登場人物もこれまたキングらしい設定の超能力者たち。
屋敷に乗り込む前、そんな人物が集まるパートは面白いのだが、それ以降は人物をうまく扱えないまま終わってしまった印象。
犠牲になる超能力者たちは、屋敷との闘いに各自の能力をほとんど活かすことなく死んでしまう。
超能力者のリーダー格として活躍していたニックの死がその後の展開に全く影響してないのはどうなんだろう…
でも一番気になったのは、調査隊を率いる教授が突然マッドサイエンティストのようになってしまうところだろうか。
最初から超能力者たちを生贄にするつもりだったと説明はされるが、彼女がそこまでするのは名誉欲なのか探求心なのか、動機がよく分からないのでどうにも唐突に人が変わったとしか思えなかった。