kingyohime

ローズレッドのkingyohimeのネタバレレビュー・内容・結末

ローズレッド(2002年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きなスティーブン・キング原作のドラマです。
内容は、
ローズ・レッドと名付けられた霊現象が頻繁に起こる家。
その家に興味をもち研究対象とした博士の号令のもと、霊能者たちが集まり謎を解明していくというもの。
これ、実際にあった話のようです。

そのローズ・レッドという家は今から約100年前のアメリカの大富豪が新居として建てたもので、建つ前から不思議な出来事、不幸な事故が相次ぎ、建物が実際に建ってからは中で自殺者が出たり、行方不明者が出たりといういわくつきの家。
その家の主人ですら今歩いてきた廊下が振り向くと全然別の部屋に様変わりしていたりという不思議を毎日目の当たりしており、それを日記に綴っていました。
家は勝手に大きさを変えたり、形を変えたりするので間取り図とは全く違う造りになっていたようです。

以前、霊現象をそこに住む人間が起こしているのでは?という話を日記に書きましたが、これは全くそれと逆で家・・・土地が不思議を巻き起こしているというもの。

私は自分の実際の体験から、土地が人を呼ぶというのはあると思ってます。
何故なら、同じエリアに住む人って何故か似たような人ばかりになるから・・・。
まあ似たような人が同じエリアに住むのは、生活水準が同じ人が集まるから・・・というのもあるでしょうが、類は友を呼ぶってあると思います。
最初土地が人を呼び、最初にいた住人に近い人間が集まってくる・・・。
そしてそこに合わない人間は違和感を覚え、ついにはいられなくなる。

所で、このドラマ、最初はスピルバーグ監督で映画化される予定だったそうですが、製作の途中で原作者のスティーブン・キングは作品意図が違うということで、改めて自分で作りなおしたそうです。
そのせいか、役者さんもあまり知らないような人ばかりでした。
スピルバーグが作ろうとしていた映画がどんなものか知らないけど、今回のこのドラマはまあまあ良かったとは思います。
個人的に、スピルバーグの映画ってひと昔前はすごかったけど、今はどうなっとるん?という感じがしています。
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