hideharu

ローズレッドのhideharuのレビュー・感想・評価

ローズレッド(2002年製作の映画)
2.8
2020.2.29 DVDを再見。

いやいや久しぶりの再見でした。何せ大長編だから休みの日でもないと見れない。

原作は無く、スティーブンキングがTV用に書きおろした脚本。
ウィンチェスターハウスの怪談話を基に今までにあった幽霊屋敷映画「たたり」「ヘルハウス」「家」などの美味しい部分を付け足してキング原作の「キャリー」からは超能力要素まで取り入れた賑やかなホラー。
ただしABCという大手のテレビ局による映像化なので残酷描写は殆どなく、正直そんなに怖くもない。

大学の女教授が怪異現象の調査で霊能者や超能力者を引き連れて呪われた屋敷、ローズレッドに乗り込むが案の定怪現象に襲われて1人また1人と犠牲者が出ると言う全くもってよくある展開です。

自閉症の超能力者である少女アニーがキーパーソンとなるのはチョッと面白いけど彼女の超能力は「キャリー」並みにパワフルで石の雨まで降らしたりする。はたまた空中浮遊までしたりとこの辺はやり過ぎていると思う。一気にリアリティが無くなってしまったから。

まあテレビの割には予算があったようでキャストは豪華。フイルムさん、アニーのお姉さん役のメラニーリンスキーをキャストのリストに加えておくれよ。
セットも豪華でエミー賞にノミネートされてます。随分前のドラマなのでCGがチープなのは仕方がないか。

2時間を3度に分けて放送されたミニシリーズなのでCMを省いても4時間15分もあります。
4時間以上と長編なので少々の中だるみはしょうがないとしても最後まで見せ切るのは流石にキングと言ったところですね。
少し前に映画化された「ウィンチェスターハウス」を見るくらいなら、こちらの方が良いと思います。
hideharu

hideharu