たむランボー怒りの脱出

天使のはらわた 赤い教室のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)
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脚本・石井隆、監督・曽根中生によるロマンポルノの系譜においては名作と位置付けられている作品。

ブルーフィルムのモデルの女に魅せられた男の話。

このシリーズは他に『赤い淫画』を観ているが、やはり映像の設計がずば抜けて良い。

この『赤い教室』では、蟹江敬三が水原ゆう紀に「明日の夜七時、公園で待ってる」と、会う約束をするアパートの一室での光の変化が特に印象的だ。
夕焼けのオレンジ色が次第に陰り出し、ネオンライトが点くに至るまでを長回しによって見せている。

石井隆の湿度の高いシナリオも魅力的な逸品。