Lui

アリーケの詩(うた)/パライアのLuiのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ゲイとかレズとか、日本ではない海外の映画で見ると、どうしても宗教として結び付けられて考えられてしまうんだなって思う。アレカのお母さんが、神は間違いを犯さない、やあなたのためにお祈りをするわって彼女がカミングアウトしたときに言った言葉とか、神と罪(sin)を結び付けて考えている。ローマへの手紙でも、「同じように男も女の自然な用を捨てて、男同士で情欲に燃え男が男と恥ずべきことを行うようになり、こうしてその誤りに対する当然の報いを自分の身に受けているのです。」と書いてあるし、キリスト教の宗派にもよるかもだけど、基本的には罪としている。でも、これは男同士、女同士に限ったことではなくて、結婚する前にすること自体、キリスト教では罪な部分もあるけれど、そういう行為自体、もともと子供を授かるものだから。なんで自分が産んだ娘よりいるかもわからない神を信じるのかは僕にはわからない世界。

カメラアングル
テーマはハリウッド映画ではあまりえがかれないけど、カメラの動かし方とかは他のAmerican Independent Cinemaに比べると、カメラ技法は特段特殊なわけではない。
体育館で手前に他の人物を置いてそれをぼかして、メインのサブジェクトを映すのいいね。
昨日の夜ふざけてただけで、私はゲイじゃないんだって言われた後の部屋を飛び出して、ゴミ箱を蹴って叫ぶシーン、背後からと表面を映していて、シーンとして彼女の憤りを映像で伝えている。
一番最後のシーンの光の斑点のようにあえて光の斑点を映画に取り入れるにはどうしたらいいんだろう?
Lui

Lui