凪

アリーケの詩(うた)/パライアの凪のレビュー・感想・評価

3.5
課題で鑑賞
ブラックレズビアンのcoming of age movie

本来なら一番の味方であるはずの家族が分解していて、母からは拒絶され父は不倫をしていて唯一心を安らぐのは妹といる時だけ

友情も恋も全部信じられなくなって絶望するアリーケが不憫
彼女自身はすごくいい子なのに、自分の力ではどうにもならないアイデンティティや生まれた家庭が孕む問題に圧迫される
17歳の彼女が向き合わなければいけない現実が1酷すぎる
しかしそんな状況でもめげない芯の強さに心を打たれる
凪