このレビューはネタバレを含みます
完全にふざけたタイトル(原題もScott Pilgrim vs. the World)と、スコット・ピルグリムがラモーナとつき合ったら元カレが闘いを挑んでくるというどうしようもない話だが、それをこのレベル作るエドガー・ライト監督は天才。
ベックが楽曲提供しているのも良い。
主演スコット・ピルグリム 役のマイケル・セラ情けないがアクションはキレているし、ヒロインラモーナ役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドも可愛い。
ウケるのは、やけに兄に辛辣で一言ずつ笑える妹ステイシー(アナ・ケンドリック)とドラマー「魂は売っても金は稼ぐぜ」のキム・パイン(アリソン・ピル)。性格悪い女と7人の邪悪な元カレってのもいちいち笑える。
ナイブス・チャウ のウザさもウケるが、ちょっと可哀想かな。
エドガー・ライトの作品は内容はもちろん、同じ場面の繰り返しでも適度に省いていくのでテンポが良い。