たけちゃん

アメイジング・スパイダーマン2のたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.3
(世界には)希望が必要なのです!


マーク・ウェブ監督 2014年製作
主演アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、8月10日はスパイダーマンことピーター・パーカーの誕生日です。8月1日の「スパイダーマンの日」に「アメイジング・スパイダーマン」をレビューしましたので、それに続けて、今日は続編「アメイジング・スパイダーマン2」を取り上げたいと思います( •̀ω•́ )و✧

「沈黙 -Silence-」もレビューしたから、ちょっとしたアンドリュー・ガーフィールド祭りになっていますが、本当は「クルエラ」を観て以来のエマ・ストーン祭りなんだよねぇ……( ¯−¯ )フッ

以下、ネタバレが混じります((。´・ω・)。´_ _))ペコリン








さて、映画です!
相変わらず、3Dを意識した空中シーンは最高ですね!やはり劇場で観るべきでした( ˘ ˘ )ウンウン

オープニングに登場するのはピーターのお父さんリチャード・パーカー。実はサム・ライミ版との1番の違いは、このお父さんの登場よね。オープニングも好きでしたが、"ルーズベルト"に関する後半の場面はドキドキしましたよ。これによって、今作の評価がグッと上がりました( •̀ω•́ )و✧
サム・ライミ版のベン叔父さんの役割が、今作ではより強固な父親に担わされているんですよね。


ピーターは前作よりも自信を持ってヒーロー活動しているが、未だにステイシー警部の幻影を見て、そのトラウマに苛まれている。
また、スパイダーマンの存在により自警団に関する議論が大きくなってますが、この議論、アメコミヒーローものでは伝統的ですよね。このテーマで卒論が書けるかも(笑)

ピーターがグウェンに愛を語り、2人で一緒にイギリスに行くと伝える場面、セリフで「イギリスには切り裂きジャック(slasher)がいる。」と言うんですけど、ピーターが卒業式で着てたシャツが「Thrasher」でしたよね。これはスケーターが着る人気ブランド。リアーナやジャスティン・ビーバーが愛用していることでも知られています。このセリフの伏線として使われていたと思うんだけど、正解ですか?


エマ・ストーンは相変わらず可愛い😆、いえ、今作はそれよりも美しい😍がピッタリ。
でも……グウェン😭😭😭


グリーン・ゴブリンことハリー・オズボーン役はデイン・デハーン。撮影当時、28歳くらいでしたが、もっと若く……というか幼く見えますよね。この作品の前に、メタリカの映画「METALLICA Through The Never」に出てますが、個人的には「ヴァレリアン」が1番印象的だなぁ。

やっぱりサム・ライミ版のハリーの印象が強いので、コレジャナイ感が大きいけれど、改めて観ると悪くなかったよ。特に、グリーン・ゴブリンとなってからは良かった( •̀ω•́ )و✧


ハリーの部下になるフェリシア役はフェリシティ・ジョーンズです。まだ「博士と彼女のセオリー」や無論「ローグ・ワン」にも出ていないので、公開当時や過去鑑賞時も知らなかったなぁ。
今作でも決して重要な役ではなかったですし出番も少ないんだけど、キラッと光るものがありましたね。好き🥰


エレクトロことマックス役のジェイミー・フォックス。このマックスは、別にジェイミー・フォックスじゃなくてもよかった……という声もあるようですが、僕はそうは思わなかったなぁ。このマックス、けっこう複雑なキャラなので、ジェイミーくらいの演技力がないとチープになりますよ。エレクトロ化したら顔が分からないからそう感じたのかもしれませんが、現実と妄想の境界を行き来するマックスは、ジェイミーがいてこそです。

それもあってか、MCUスパイダーマンの新作「スパイダーマン3 ノー・ウェイ・ホーム」にはジェイミー・フォックスによるマックス/エレクトロが再登場ことが発表されていますよね。どんなストーリーになるのか楽しみですが、ますますアンドリュー・ガーフィールドとマーク・ウェブ監督が不憫です😓

あと、音ネタでも書きますが、髭を剃る場面の音楽がユニーク。「アマデウス」のようなクラリネットのクラシックな調べのバックに現代的でエッジーなギターとラップが乗っていて、実に不思議。これは現実と妄想を行き来するマックスの二面性を上手く表しているよね。

また、捕らわれたあと、ラボで調べられる場面で「美しく青きドナウ」が流れますが、オズコープの地下施設は「2001年宇宙の旅」の宇宙ステーションがモチーフらしいので、そのオマージュかなぁ🤔


再び希望の火を灯すため立ち上がったスパイダーマンと闘うのがライノ🦏ことアレクセイ・シツェビッチ。演じるのはポール・ジアマッティ。
オープニングではトレーラーを運転していましたね。スパイダーマンに恨みを持つ者で、シニスター・シックスの1人です!

この後、マーク・ウェブ監督の構想では"シニスター・シックス"メンバーとの対決も企画されていたようなので、打ち切りは残念でしたね~。ここからが面白いのに……と思っちゃった(ノ≧ڡ≦)☆



そして、ここから音ネタ💩ウンチクンです(^-^)/
前に観た時は音楽に関しては何も知らなかったんですが、今回はここにも注目して鑑賞しましたよ。

今作の音楽を担当するのはハンス・ジマー。
流石のカッコ良さ!
特に、エレクトロが登場する場面の音使いが素晴らしい!アメコミらしく音楽が場面を盛り上げる。バッキバキですよ!
さっきも書きましたが、そこに加わるクラリネットの音色がエレクトロの困惑を本当によく表してると思うんです。

そして、ここにファレル・ウィリアムスも参加しています。歌をコラージュしてあるんで分かりにくいですが、メイキングを見て痺れました♡


エンドロールの主題歌「It's On Again」を歌うのは、大好きな歌姫アリシア・キーズです。また、フィーチャリングとして参加するのはケンドリック・ラマー。これはもう素晴らしい\(^o^)/
曲はアリシア・キーズ、ケンドリック・ラマーに加え、ハンス・ジマーとファレル・ウィリアムスも加わって作られました。ドリームチームだ( ˘ ˘ )ウンウン
BDにはMVも収録されているんですが、このMVのアリシア・キーズは素敵だったなぁ。
映画があまりヒットしなかったので、曲もチャートでは振るわなかったんですが、抜群のカッコ良さ( ´ω`)و グッ!


また、吹替版では中島美嘉と加藤ミリヤによる日本版主題歌の「Fighter」が流れますが、こちらも良かったですよ!



ということで、アメイジング・スパイダーマンを再鑑賞したんですが、再評価もしましたよ。だから、ソニーがマーベル・スタジオとパートナー契約したことでスパイダーマンもMCU入り。そのため、今シリーズはここでお蔵入り。当時は僕も喜んだんだけど、今観ると面白くて、"シニスター・シックス"のスピンオフや今作の続きも観たかったなぁ……と残念に思いました( ˘ ˘ )ウンウン
だって、地下ラボにはライノ以外にもヴァルチャーやドクターオクトパスなどのコスチュームもあって、上がったでしょ?(ˆωˆ )フフフ…



僕と同じようにサム・ライミ版こそがスパイダーマンと思っている方、いやいやスパイダーマンはトムホでしょ?というMCU至上主義(笑)の皆さん、ぜひ、観なおしてみて。思った以上に良いよ👍