cinemakinori

アメイジング・スパイダーマン2のcinemakinoriのレビュー・感想・評価

4.0


“磁化は?”
“試してない”

“中2の理科の授業よ!”




〜To fully enjoy NWH〜



ピーター本人よりも、彼の周りの大切な人たちのストーリーに心を打たれ、感情を揺さぶられるという意味では、この作品はかなり特異であり意味があり、スパイダーマン史には不可欠な作品と言えるかも知れない。

先ずはピーターの父と母の過去、そして父が遺した秘密に纏わるシーケンス。
ピーターの抱える悲哀とスパイディーの背負った義務とも言える正義の対比バランスがより際立ち、凹凸感やコントラストが明瞭化された為か、クライマックスへ向かうに連れピーターへの感情移入度がエグい。
その流れの中で描写されるメイおばさんの感情的な本音シーン、はからずも私個人的にスパイダーマン全シリーズ(NWH以外)で唯一涙する場面となる。
このシーンは本当に好き。


続いて、
本作の主役と言っても言い過ぎじゃ無いよね!?

『グウェン』

ピーターとの憎たらしいほどの勝ち組ラブロマンスだけに留まらず、あんな事もそんな事も!そして、、、
原作から知るマニアなら対して驚きもしないんだろうけど、私のような映画からのアメコミ新参者からしたらもう、、ただただ辛いっすわ。



『ハリー』については、何とも言えない運命的な悲壮感と孤独感に、ピーターとの絆をもっともっと回収するストーリーを見させていただきたかったなぁと。
この一連(シニスター・シックス含)に関してはマジで続編キボンヌとしか言いようがない。
幾ら大人の事情と言えども不完全燃焼にも程があるよなと。
詰め込み過ぎと言われてもしゃーないが、コレは詰め込まないといかんやつで、何なら4まで予定していた事な訳で、、、

と、色々と不運要素が重なり過ぎたアメージング・スパイダーマンの2作品。
賛否分かれるものの、個人的には嫌いじゃない。
リア充な『ピーター・パーカー』
そして才色兼備なヒロイン『グウェン』
イケ男イケ女の巧すぎるラブトークも様になってるし、ウェブ・シューターを駆使した格好つけ過ぎなアクションもこのピーターなら納得させてくれる上に爽快。


悲運と言えば、
今回のヴィラン『エレクトロ』もなかなかのインパクトと悲しき運命でエモーショナル。
【ジャンゴ】のジェイミーが電気マンに!!!って感覚で観てしまったw


にしても、
サム・ライミ版は1、2が最高に良かったが3でイメージが悪くなってしまったし、マーク・ウェブ版は1、2だけじゃ不完全燃焼で続きが観たい!!となるし、この5作からのMCU版だったから余計に、どうしたって胸アツにはなるわな。




ますます楽しみになるNWH♬
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