シネラー

アメイジング・スパイダーマン2のシネラーのレビュー・感想・評価

4.0
本作をもって未完結となった
シリーズの第2作であるが、
鑑賞後の率直な気持ちは
続編が観たかったという想いだ。

物語そのものは全体的に
詰め込み過ぎな印象を受けた。
前作から続くグウェンとの関係、
親友ハリー・オズボーンの病、
ピーターの両親の秘密。
様々な問題が絡み合った挙げ句、
メインヴィランのエレクトロ
が登場する。
単純にエレクトロを省いて、
メインヴィランをゴブリンにした方が
納まりは良いと思ってしまう内容だ。
両親に関する部分も
仄めかす程度で終えても問題ない
部分だと思った。
しかし、エレクトロとの戦闘は
視覚的に音楽的にも面白い
アクションシーンだった。
そして、感動のラストである。
メイおばさんとグウェンの言葉
は悲しくもあるが、前に進もう
という希望を持たせてくれた。
そして、それを体現する
スパイダーマンは正にヒーローだった。

終わりのない完結となってしまった
シリーズだが、
サム・ライミ版やMCU版と遜色ない
大いなる責任を全うした
スパイダーマンだ。
シネラー

シネラー