寅年に虎の映画を観ようと、取っておいた一本。
ジャケットからわかるように、プロレスラーの話ではない。
原作マンガは有名だが未読。
子供の頃にアニメを見たかもしれないが・・・。
タイガーマスクを原題を舞台に実写化するに当たって、大胆な変革を目論んだというのはわからないでも無い。
「マスク」を、るチャドールのマスクから、仮面に変えたものそうだし。
プロレスラーから、特撮ヒーローのスタイルに切替えたのもそう。
・・・なら、徹底して特撮ヒーローにしちゃえば良かったのに。
中途半端に「虎の穴」「地下プロレスめいた格闘試合」「孤児院」とかの要素を加えるから、軸足がブレブレでメチャクチャになってしまった印象。
なんとなく、今までと違った作品にしたかったというのは伝わらなくもないが、その所為でどこもかしこも変なところだらけで、共感の余地が全然無くて・・・。
ヒーローにするならするで、完全に割り切った世界で構築して欲しかった。
・・・美しい女幹部は、10年たっても歳取らないんだな。
や。それは真理だから問題ない。
おばちゃんの痛い格好が観たいわけじゃないからな。