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ストラッターのSのレビュー・感想・評価

ストラッター(2012年製作の映画)
3.8
エンドロール…!
なんというか“それっぽい”感じを狙いすぎて狙い切れてないような、モノクロなのも色々隠せて“それっぽく”仕上がるからでは?とか、
自分が若ければハマってたし、なんなら中学生で観たらこの世界観、崇拝してたな~とか思いながらぼんやり見てたら、
1週回って結局こういう感じが好き。ってなった自分ちょろ。

全員がそこそこいい年なのに、青くて情けないのが堪らなく愛らしい。登場人物が若すぎないからいいんだ。
だらしない男たちを見守る女たちの、愛ある叱咤激励も◎
「彼女を愛してるのはミューズだからじゃないの?愛し愛されたいなら本物の女を探しなさい」
「曲が売れれば住む所なんてどうでもよくなるし、エゴを満たすためだけの女もいらなくなる」

母ちゃんにも色々あったんだろうな~と思いつつ、旅から戻って来た彼氏の髪を母ちゃんが切ってあげたのにグッときた。
彼女に捨てられ、新彼のレコードショップに「殴ってやる!」と乗り込んで、逆に高いレコード買わされて3時間聞き続けるとか、最高だった。
デイモンのライブを見るブレッドの表情もリアル。
イケメンニックの金持ち彼女がなぜか冴えない女なのもよかった。

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バンドマンのブレッドは、最愛の彼女・ジャスティーンにフラれ、バンドメンバーの脱退も相次ぎ、失意のどん底に。
そんな中、ジャスティーンの新彼が敬愛するミュージシャン・デイモンだと知り――。
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