XA12

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマンのXA12のレビュー・感想・評価

3.7
予想が付いたラストだった。というか、こんなの絶対このオチにしかならないだろって思う。神経質なジャンヌがどんどん変わっていく様は良かったけど、生活が無機質すぎてなあ。いや、まあ映画のテーマ的にルーティン化しすぎて無機質な生活の主人公がテーマなんだけどね。ただ壮大なフリに見えて、変化を見るだけで楽しいとはならなかった。何人かの人がセブンスコンチネントに似てると言ってるけど、確かに似てる。セブンスコンチネント+ブレッソン的な感じかな。
背面に隠されたフェミニズム感ってのもよく分からんかったな。今の時代は男で抑圧されてる人もいるし。
しかし、こんな長尺なのに全く長く感じなかったのは凄い。短い尺のが多いブレッソンのが長く感じたほど。
XA12

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