おおなり

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマンのおおなりのレビュー・感想・評価

4.5
規則正しく同じことを毎日繰り返す。コーヒーをいれる、じゃがいもの皮をむく、肉をこねる、食事をする、買い物へ出かける、散歩に行く…などこれらの行為の一部始終を目の当たりにできる。
台所にある白い椅子が1脚であったり2脚であったりするのはなぜなのか。
全力で泣きわめく赤ん坊が愛おしい。

セリフによる説明が少ないことによる募る虚無感はアケルマンの特徴であるような気もする。