ウェス・アンダーソンの新作『アステロイド・シティ』の約2倍の尺なのですが、体感時間としては『アステロイド・シティ』の半分でした⬅️お察しください🙇♂️笑
ある種、映画黎明期のサイレント映画にも通底するようなソリッドさ(暴力性)と精神性を併せ持つ1作で、近年のオモシロにオモシロを足していってインンフレ化を起こしている胃もたれ作品群とは対照的。
一見何の脈略もなくダラダラと主婦の日常を描いているようでいて全く無駄がなくソリッドといいますか、電気のスイッチON/OFFから扉🚪の開閉、食器の音から足音まで…全てがキメ細かすぎる程に計算され尽くしていて「映画的」としか言い様がなく、畏怖の念を抱かされた。
まだまだ消化仕切れていない部分はあり、
好きな作品というよりは本当に“凄い”作品という感じではあるが、また再見出来る機会があればしたい。