たーぼーん

美代子阿佐ヶ谷気分のたーぼーんのレビュー・感想・評価

美代子阿佐ヶ谷気分(2009年製作の映画)
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これぞ十三第七藝術劇場の午後8時以降に上映されてそうな映画!
数週間前さりげなくHPで発見してから必ず観に行こうと心に決めていた。
原作においては作者が描く美代子は、実在なだけでなく現在進行形な姿である。でも映画においては once upon a time〜昔あるところに〇〇がいて〜な訳で、僕らも昔の60年代又は70年代のガロに掲載される様な世界が描かれるのかなと思って、実際観てみると結構その期待は叶えられたんではないかなと思う。
僕らはええ歳して、こういう映画観て今更何を得ようとしてるんだろうね。もう同棲願望みたいなもんは全くないけど、若い頃を懐かしみたいのかな。産まれた頃とか産まれる前の事とか気になる心ってのも厄介やなぁ。現在を懸命に生きてない訳ではないけど、何十年も同じ事ばっかり考えて何でこんなに立ち止まってばっかりいるんやろうね。