マッシモ

水のないプールのマッシモのネタバレレビュー・内容・結末

水のないプール(1982年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

窓の隙間からクロロホルムを注入して部屋の中の女性を眠らせた後、侵入して性的暴行を働く男を主人公にしたイカれ腐った映画。

それも実話から着想得たとか言ってるのが恐れ入る。

(1980年に宮城県仙台市で実際に発生して世間を震撼させた、同様の手口による性犯罪(仙台クロロホルム連続暴行魔事件)に着想を得ている。)

【キャスト】
男:内田裕也

(被害者たち)
ねりか:中村れい子
みく:浅岡朱美
じゅん:MIE

(嫁さん)
澄江:藤田弓子

(その他)
やくざ:沢田研二
子分:安岡力也
刑事;常田富士男
社長:原田芳雄
カメラ店主: タモリ

【ストーリー】
人生つまんないなぁって顔しながら毎日働く駅員の男は、ある日チンピラに絡まれてレイプされかけていた女子大生を助け、家まで送り届けてあげる。その日は紳士に振る舞ったものの、これを機会に彼の中でとある感情が渦巻くようになる…。

【総評】
タクシードライバーのトラヴィスを性欲に全振りしたような奴が主役。何がヤバいってこいつは劇中では妻子持ち。いや、嫁さん居てここまで出来るのは恐れ入る。

(豪華な脇役達)
ロックな内田裕也さんが全然ロックじゃないなんとも狡い役をやってるなぁという印象だが、それより脇に据えられた人たちがなんとも豪華。みんなちょい役ですが、胡散臭い警備会社社長役の原田芳雄、カメラ屋の店主タモリ、ヤクザな沢田研二、ヤクザの付き人安岡力也。こんな感じです。

(シナリオとして)
なんか綺麗に話纏めてるけど、流石に無理がないかコレは…。冒頭のセリフから何となく予想はしてたけだコレはコレはあんまりな落とし方。夜這い文化全盛期でさえギリギリアウトな物言い。

【あとがき】
この頃。心温まる映画のレビュー(そうでもないか)が増えていたので、ちょっと路線変更のために投下した次第。
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