こだわり道場師範代

エヴァの告白のこだわり道場師範代のレビュー・感想・評価

エヴァの告白(2013年製作の映画)
4.0
【この手の映画は大体退屈なんですが、魅せ方が上手いのか結構引き込まれました。】
監督は、ジェームズ・グレイ。
10本弱の映画製作をされた方のようです。
主演にマリオン・コティヤール(当時38歳)は、フランス人でアカデミー主演女優賞を授与された名誉な経歴の持ち主。
相手役のホアキン・フェニックス(当時39歳)は“ジョーカー”を演じ片っ端から賞をもらってますね。
加えてジェレミー・レナー(当時42歳)も重要な役柄で出ています。
物語は第一次世界大戦後疎開するような形でポーランドからアメリカへ移民しようとした姉妹の話し。
その移民にあたり裏工作が横行している闇社会に翻弄されて行くヒロインと関係者らの心の移ろいが見どころかな。
画面もですが雰囲気が暗い。
セリフもボソボソ~とやりとりされるし妙な感じ。
そんな中、主人公が売春に身を堕としても清潔感を保つ精神力の強さが見て取れて感心しました。
そして命への執着、姉妹愛の強さが凄かった。
この手の映画は大体退屈なんですが、魅せ方が上手いのか結構引き込まれました。