ヤスマサ

硝子の塔のヤスマサのレビュー・感想・評価

硝子の塔(1993年製作の映画)
2.5
離婚間もないカーリー(シャロン・ストーン)が、引っ越してきた高級マンションで連続殺人事件に巻き込まれるサスペンス。
全室に隠しカメラを仕掛けたマンションのオーナー・ジーク(ウィリアム・ボールドウィン)とカーリーが、覗き見という背徳感に浸っていく姿を官能的に描く。

連続殺人事件の現場が、隠しカメラで盗撮されているという環境に、官能的効果は充分あるもの、意図的なミスリードは少し弱く感じる。
最後まで意外な展開と捉えるべきか、純然たる結末と見るべきか、エロティックなシーンに引っ張られ、ボヤけてしまう。
レストランでのシーンは嫌いでないけど…。
意外性の少ないストーリーは厚みがなく、なんだか釈然としない映画。
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