まことさん

硝子の塔のまことさんのネタバレレビュー・内容・結末

硝子の塔(1993年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

エロティックサスペンスってやつですかね?

ちょっと古めな女性主人公映画にありがちな「明け透けな下ネタばっかり言ってくる仲良し同僚女性」が結構キツい。
「あなたには男が必要よ!」「もったいないわ!」「ちょっとぉ〜何回もオーガズムに達しましたって声してるわよォッ!」「アノ時の声まで再現して詳しく教えてちょうだい!」「私なんて◯×△◻︎!」っていう…。なんかこういう開放的な時代が背景にあるのかもしれないけど、あまりにも露骨すぎて最早ノイズ。

元カレ(殺人鬼)と今カレ(マザコン覗き魔)の間で疑心暗鬼になり揺れる主人公。とにかく男運が無さすぎる。

ラストはすごい尻切れトンボ。主人公は結局元カレの死について偽証し罪を逃れ、ん〜今カレと寄り添って生きていこうかなぁ〜とか思うものの、やっぱり信用できないなぁ〜って感じで今カレの趣味部屋を破壊して颯爽と去ります。

こう考えてみると主人公があまりにも独善的というか、自分もあれだけ今カレの趣味に夢中になってマンション中を覗き回ったり保身のために偽証したりしたくせに、急に「プライバシーは個人のものよッ(`・ω・´)!」とか言い始めるのも謎。

とどのつまりこの映画って、“元カレ👨は殺した後に殺人鬼😱⁉️だったことがわかったし結果オーライだよね😄❗️今カレのことは好き💞だけどマザコン🤱と覗き魔👀のダブル性癖はさすがにキツい😅💦だから今カレの趣味部屋グチャグチャにして別れたった😄‼️今カレには生まれ変わってほしいですね😆❣️”ってことなんですよね。

この映画、男は変態・女は色ボケしてる人しか出てこないアホみたいな話でした。
筋自体には胸糞感はほとんどないのでアッサリ気持ちよく観ることができました。胸糞感を持つほど登場人物に思い入れが湧いてこないので。
まことさん

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