カイロ・タイムは大人の時間。
カイロに訪れたジュリエットは、夫マークに雇われていた、エジプト人男性と出会う。
二人の距離感と、落ち着いた会話と、カイロの風景。
パトリシア・クラークソン、エレナ・アヤナ、アレクサンダー・シディグという大人キャスティングの映画です。
ストーリーは、カナダ人を主人公にカイロを舞台にした話を作ろうと思ったら、真っ先に思いつきそうな話かなと思った。
会話の内容も普通で、個人的にはちょっと退屈に感じるくらいだった。
その代わりに、映像はとても良かった。音楽もよい。ストーリーはともかく、映画の雰囲気はとても良い作品。
特に、中東の街並み、ベランダからピラミッドが見えるようなアラビアンな生活に憧れがある。という方はこの映画を好きになる可能性が高いと思う。
個人的には、暑い国と寒い国どっちかなら、寒い国のほうにいきたいんですけど、
暑い国にいくならこういった中東の町は確かに魅力的だと思う。ピラミッドは人類の謎の歴史。憧れ。
あとは、人生で一度は砂漠にもいってみたい(鳥取砂丘は除く)
ちょっと前、Netflixにbabaという砂漠映画が入ってたので観たけど、砂漠の中にパンを入れて数十分後に掘り出したら、パンが焼けてるらしい。便利なのか恐ろしいのか。
この監督も、たぶん中東の街並みが好きで、魅力的なカイロの風景を撮りたくてこの映画を撮ったんだと思う。
最初から、ストーリーは二の次だったのかな。という印象の映画でした。
パトリシア・クラークソンの最後の嘘はうまいですね。
セリフの中で気になったのは、その最後のセリフだけだったかな。