邦題やジャケットのデザインなどからして、これはモヤモヤとさせられる気がするなと思いましたが、意に違わず。
自分の文学の知識が乏しく、サンドもミュッセも知りませんでしたが…。
サンドはその後、リストやショパンとも恋仲になるようなツワモノだったそうで。どれだけ魅惑的な女性だったのでしょう。ピュアな雰囲気を漂わせながらも妖しげなのです。わたしのような人間にとっては、爪の垢を何とやら、何とやら(笑)。
2人の恋は決して幸せには映りませんでしたが、私小説にしたためずにはいられないほど、ミュッセにとっては思い出深い恋だったのでしょう。そんな女性になってみたかったものですねぇ。
ああ、それにしても。
なんなのでしょう、シャルロットさまの少女っぽさは。
彼女の母君にも言えることなのですが、細面で童顔ではないうえ、決して無理な若作りをしているわけでもないのに、時折見せる生娘っぽさがたまらない!
恋人より6歳年上の女性という役に徹していることもあるでしょうけど、シャルロットさま天性のものではないかと思います。
この魅力はカルチャー界の宝物ですね。