山猫舎

詩人、愛の告白の山猫舎のレビュー・感想・評価

詩人、愛の告白(2012年製作の映画)
3.8
シャルロット・ゲンズブールが観たくなって…

放蕩に倦んだ若い詩人が、ひっそりと暮らす未亡人に恋して、
足しげく夫人の家を訪れる。
「思いを告げたら、もう訪問出来なくなるから言わない」
って、もう言ってるんですが…

これがミュッセとジョルジュ・サンドと思うと、
がぜん興味深く。
でも若者は毎日何もしてないし、夫人は人の噂を気にして、
あまり、それ感はない。

本当に人を愛した、という告白だと思うけど、
想いを確め合う(恋人になる)前までが恋愛の最高潮という、
日頃ひそかに思っていることを目の当たりにして、
切ない…
求め合っているのに、傷つけ合ってしまう二人…


ピート・ドハーティーは、フロックコートがよく似合う。
ミュッセに興味持って、短編読みましたが、
ピートを頭に描いて読むと中々しっくり来ました。
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