さとみん

ビザンチウムのさとみんのネタバレレビュー・内容・結末

ビザンチウム(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ニール・ジョータン監督のゴシックホラーがベースの作品。「狼の血族」のようなロリコン作品かと思ったが、はるかに奥深い作品。
どこの国が舞台とは言われていないが、原作を考えるとおそらく英国かアイルランドかな。全編の冷たく乾いた空気感が好み。
ホラーの中でもバンパイアムービーは特別。コッポラの「ドラキュラ」も悲しい話だし、「ぼくのエリ200歳の少女」は今作に良く似ている。
現代劇と200年前の話をクロスさせる展開もとても好き。

クララ役のジェマ・アータートンも良いが、なんと言ってもエレノア役シアーシャ・ローナン。金髪碧眼、特に吸い込まれそうな青い眼が美しい。自分もエレノアに吸われたい!老人達の気持ちがわかる。
ダーヴェル役サム・ライリー、同じ顔だと思たらそういう事だったのか。

自転車事故起こした相手が偶然にもフランクだったとか、「同盟」は200年間何やってたんだよ、とか強引な設定もあるが、物悲しく素晴しいバンパイヤムービー。
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