題:ミッテランのレストラン
製作:2012年、フランス
監督:クリスチャン・ヴァンサン
原題: Les Saveurs du palais
出演: カトリーヌ・フロasオルタンス・ラボリ
伝記映画。
大統領官邸の料理人としてミッテランのご飯を作ったダニエル・デルプシュさんがモデルとのこと。
彼女の料理同様に、地味にオモロイ作品だった。
しかし、何がオモロイ?と問われると回答に困るタイプの映画ではないだろうか?
「美味しんぼ」や「孤高のなんちゃら」みたいに料理うんちくもない、チャウ・シンチー
の『食神』みたいなド派手な演出もない。
しかし、観たらわかる!料理も食べたら味が分かるように!
主演のおばさん、カトリーヌ・フロがとてもいい。
厳しくて少々キツめだけど、優しそうで優しくて、ババアだけど色香が残ってて、自立してるけど心のよりどころ求めている“おとなの女性”だ。
こういう女性、男には“たまらない”ないだろうか?
男は“食”と“性的な対象”が密接なのだ。
熟女キャバで閉店までいたら、頼んでもないのにタクシーを呼んでくれてて、
「遅くまでありがとうね」
って、お見送りしてくれるオーナーの奥さんみたいな感じでとても良かった。