大統領の料理人のんんんのネタバレレビュー・内容・結末

とてもすき

オルタンスの人として豊かな部分が彼女の料理を作るのだろう。
大統領が友人らと取る昼食というとてもプライバシーな食事を作るにあたって彼女が選ばれたのも食事の目的や大統領の好みを考えると納得だった。

彼女が去る南極基地最後の日と官邸内の日々を交互に描く中で食事とはどういうものなのかを考えるようになった。

官邸内のやり方とは全く違うオルタンスのやり方は官邸内の人間からすれば非常識だし元の厨房の人間からすれば自分たちの仕事を奪われた訳だけどそれでも彼女は食べる人間を思って作っていた。
システマチックなマニュアルが存在したほうが良いこともあるけどそれが合わないこともある。
料理とはなにか、食べることとはどういうことか。