女性料理人のラボリは政府に招かれて呼ばれたのは大統領官邸。
ミッテラン大統領が望む素朴な料理を提供するため専属の料理人になることに。
型どおりではない料理のため、政府の人間やライバルの料理人と対立しながらも、大統領の望む料理のため奔走する。
ラボリが言う「来賓のためではなく私は大統領のために料理を作る」というのは確かに正論だが、金に糸目をつけない料理の選定に対してフォローをしていないから、時にラボリが独りよがりに映ってしまう。
肝心の料理もあまり美味そうに見えないというのも問題だ。
何より大統領が食べるシーンが一つもないというのは、大統領専属という部分の説得力に欠ける。