実話を元にした話で、ご本人はDanièle Mazet-Delpeuch氏。これよこれこれって感じの美味しそうな料理シーン。こういう映画もっと観たいなあ。ただどうしようもなく切なかった、出会いと別れの物語…。もう後ろは振り向かないわ、という意志が感じられる最後のシーン。「風と寒さ、孤独が私を強くしてくれた」。あんなに食を愛していた大統領も、これで人生の楽しみも見納めかと喪失感に苛まれているのかもと思うと、時の流れってのは残酷だなあと。この2年間がずっといい思い出であり続けたらいいんだろうか。切ないけど、新天地がどうか温かい場所でありますように。
