イギリス王室の故・ダイアナ妃の物語。
と、いってもチャールズ皇太子などは登場せず、ダイアナが王室から完全に距離を置いてからの話、その後一人の男性と恋に落ちる話。
こういう映画は何目線で描くかによって見方が全然変わる気がする。王室目線、ダイアナ目線、世間の目線など。
本作の描き方はダイアナの色恋話が中心で、勿論誰だって恋して良いと思うのですが、うがった見方をするとダイアナも女やなぁ~とか男に飢えているのか?みたいな感じに見えてしまった。
勿論有名人なのでパパラッチに追われたり、プライバシーもへったくれもなく可哀そうなんだけど、カツラを被ってこっそりデート、二人だけの秘密でワクワクなんかしちゃったりしてちょっと「失楽園」みたいな感じにも見えた。
後半はちょっと病んでたのかなぁとか精神面の危うさも感じた。そんなときに突然悲劇的な死を遂げるのだからこれは様々な憶測が流れるのも分かる。
感想としてはダイアナだって女だもん恋したいもん!みたいな作風があまり共感できなかった。あと実の息子ウイリアム王子やヘンリー王子に対する思いや母性みたいなシーンが全然なくてその点も残念。