素晴らしい作品だとは思いつつも、なぜここまで仏で賞賛されるか納得できない部分もある。オリエンタリズムだとかプリミティズムだとかそういった目線を通して更に評価が高まっているのかしら。
古井戸に落ち葉…
夫殺しの完全犯罪に手を染めた夫人(吉行和子)と情夫(藤竜也)が、不可思議な怪異現象に見舞われてしまう。「愛のコリーダ」のフランス人プロデューサーと1965年度「怪談」の製作陣が携わっている、怪談映画…
>>続きを読む日本ではあまり評価されていないが、フランスでは大島渚映画特集が公開されるほど、いまだに人気があるとの新聞記事を見て、レンタル屋へ。
「愛のコリーダ」がなかったので、これを借りた。第31回カンヌ映画…
【2015/6/3:イメージフォーラム】
主人公ふたりに全く感情移入できず、かといって映像的に目が離せないほどの仕掛けがあるわけでもなく、正直あんまり乗れなかった。特に説明過多なナレーションはフラン…
観ている我々を怖がらせるのではなく、主人公たちが亡霊に怯えて精神的に追い詰められていく様子を丹念に観せている。
井戸の底から上を見上げたとき、下を覗いている夫の霊が投げ入れた葉っぱが目に刺さるシー…
『愛のコリーダ』の姉妹作のような作品だが、ハードコアポルノであることが何かと強調された子リーダに比べ、こちらはもっと幻想的な、愛欲にまみれた大人たちの悲劇のおとぎ話という感じ。
美術は戸田重昌、音楽…