大島渚監督作の怪談。
せきと豊次が不倫関係に陥るまで、そして2人が儀三郎を殺害するまで、それらの展開が呆気なく進んでしまうのが少々残念。
とはいえ、中盤以降の破滅して行く展開も目が離せず、井戸から引…
このレビューはネタバレを含みます
怪談っぽいタッチなんです。フランス語のタイトルロールがかっこいい。
人力車夫の儀三郎(田村高廣)の妻のせき(吉行和子)は、兵隊から帰ってきた豊次(藤竜也)と不倫の末に邪魔な夫を殺害。これで一緒にな…
『愛のコリーダ』と同じく藤竜也が出てくるし(キャラ設定も被る)タイトルに「愛が」が付くしでどうしても比較してしまうことを避けられないのだけれど『愛のコリーダ』より好きかもしれない。肝心の亡霊(田村高…
>>続きを読むいたって当たり前な因果応報の物語で、大島渚にしてはあまりにも普通。演技経験のない素人をほぼ起用していないこともあり、挑戦的な姿勢が後退してしまったように感じるのは寂しい。ただそのへんの物足りなさを補…
>>続きを読む第31回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作品。
これもずっと前から見たかった作品で、「愛のコリーダ」同様に日仏合作映画。
「愛のコリーダ」はそもそもの題材からして、それこそ“芸術家かポルノか?”論争ま…
1978年製作公開。原作中村糸子。脚色監督大島渚。
公開当時、『愛のコリーダ』に続くハードコア2作目かと思って観に出かけた記憶がある。でも、映像の美しい愛の亡霊の映画だった。吉行和子と田村高廣のハ…
NFAJ大島渚特集にて初見
うーむ久々に大島的な世界を満喫満足😃
大島で『愛の』と言えば『コリーダ』で
自分もこの『亡霊』は観る機会を失っていた
でも意外とこの方が好きかもしれない
前作がハード…
国立映画アーカイブで開催中の特別展「没後10年 映画監督 大島渚」と併せて鑑賞。本作はカンヌ映画祭監督賞を受賞。
フランスとの合作らしく(フランス語字幕)、映像美が意識されていると感じた。
”怪談…