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ディアトロフ・インシデントのnodoubtのレビュー・感想・評価

3.3
「POV映画で今まで一度も酔ったことありません。今回も大丈夫でした」

1959年に登山中に9名の男女が謎の死を遂げた「ディアトロフ峠事件」の謎を解明すべく、ドキュメンタリー映画の撮影で現地ウラル山脈に入り、行方不明になった大学生男女5名が遭遇した恐怖を描いた作品。

まずは、何か主人公の女の人嫌いです。笑
とにかく性格が最悪。自分勝手だし、ひとりで騒いでる。
それに、そもそも元凶は全て彼女なんだよな...。
巻き込まれた他のメンバー可哀想(まあ他のメンバーも大概だけども笑)。

前半はそんなメンバー同士のピリピリ・ギスギス・バチバチの繰り返しで、退屈な時間だけが過ぎていく我慢の時間です。

しかし中盤、一行が雪崩に巻き込まれたあたりから一気に話が動き始めます。

謎の施設、謎の研究室、謎の生物。
そしてその先に...。

最後、あの選択は仕方ないよな。
もう一発勝負にかけるしかない。
結果はどうあれ...。

前半のダラダラ展開は減点でしたが、ラストの伏線回収は見事だったのでこの点数です。


最後に。
雪崩に巻き込まれる場面。
音声担当の女の人が凄い勢いでカメラに向かってきて、最後レンズにぶつかって絶命するシーンは◎でした。
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