とっても怖そうで面白そうで、観てしまうのが勿体無くて、これまでずっと手に取るのを躊躇っていたのですが、友人が観るというので話題を合わせる為に、とうとう観てしまいました。
結果は、想像どおり王道も王道、真っ当な?ホラー映画でした。
お話の根幹はまぁ良くある悪霊が取り憑いた屋敷をそれと知らずに購入した家族に降り掛かる怪異を描くものですが、これに心霊研究家?の夫妻が立ち向かうという趣向で、教会のみならず警察とも一定の協力関係にあるところが斬新な印象でした。
怪異表現も、決して派手な演出ではないですが、じっくりしっかり作り込まれた感じでチープさは感じませんし、ストーリー展開上の都合等でよくある違和感ありありなキャラの行動ってのも殆ど無かった気がします。
何より2組の家族(とすれぞれに起こる怪異)を巧みに交互に描くことにより、常に緊張感のあるストーリー展開で最後まで飽きさせません。
冒頭のアナベル人形のエピソードや、心霊研究家夫妻のこれまで取り扱ってきた事件などをさり気なく織り込み、成る程、後のシリーズやスピンオフを見越した上手な作り方だなと感心しました。
続編もとても楽しみです。
あ、蛇足ですが、結局は例によって“悪魔”の仕業ってあたり日本人的感覚からはちょっとズレてしまうので、上記本文では私的絶賛してるもののその点だけちょっと減点w