来夢

蠢動 -しゅんどう-の来夢のレビュー・感想・評価

蠢動 -しゅんどう-(2013年製作の映画)
3.4
こういう硬派な時代劇が観たかった。のだけれど、色々な技術が上がった今の時代に観るには少し厳しいところも。殺陣が下手なのか、撮影アングルの問題なのか、あからさまに寸止め手前で動作が遅くなってゆっくり斬りにいったり、刀で受けるのが早すぎて受けた刀をわざわざ叩きに行ってるように見えたりと、シリアスな作風だけに、こういう作り物感が目立ってしまう。雪での撮影は相当難しいだろうし、簡単に言ってくれるなってはなしではあると思うけれど、それ以外のところでも気になるレベルなのでね。折角の鮮血が映える白い雪も、血で汚れることはなく残念。全体的に雰囲気はとてもよき。ストーリーも凄くシンプルだけれど悪くはない。同監督の原案映画「蠢動」も観てみたいけれど、観る方法あるのかな。
さとう珠緒のミスキャスト感はすごい。
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