隠れた良作という感じ。とても良かった。映画好きなら尚更楽しめると思います。主人公が韓国からの留学生という設定なので日本語がおかしくても違和感なし、しかも可愛い。そして地味な賢人くんも可愛い。
事故で亡くなってしまった彼のことを必死で忘れようとするジホに対して「忘れなくていいのよ、いつか思い出になってあなたを助けてくれるから」っていう寮母さんの言葉がとても優しかった。
ジホが雄介と楓を応援するのと同時に亡くなった彼との思い出も重ねて、少しずつジホも前に進もうとしているのが良かったな。
最後はうるっときた。映画好きなら映画のワンシーンを自分もやってみたいと一度は思うけど、やっぱり映画は映画、フィクションなのだなと思ってしまう。それでもやっぱり映画は良いもんだ。私はまだ画面越しに見てほかほかするくらいで十分です。
どんなにひどい別れ方したとしても元彼の仏壇でも作ってしまえば案外綺麗な思い出にできそうだなと思ってしまった私をどうかお許しください。
