性に対して少女の敏感の心情を描いた詩的な映画。
非常に心に残る良い文芸作品と思うが、感想を書きたいのに言葉足りない。
今まで見た映画の中に、これに類するムート作りはなかったかもしれない。
自尊心、思惑、挫折、憧れ、悔い、少女の複雑の感情を全てそのムードで伝えた。
友情と愛情、信任と裏切り、それを体験した主人公が自分部屋に帰ってきて、窓辺のベットを座って、一夏休みの出来事を回想して、味わって、そして釈然して、成長した。
余計な台詞が一切なく、静かに流れた時間の中て全てを伝える。
このシーンは本当に高度な表現と感じだ。
映画の撮影は純粋で美しい。カントリーの景色や人物の設定など、どれもムートにピッタリ出せるように繊細に作られる。
音楽は特に重役でムートを導く。純粋だったり、反発だったり、禁断だったり、切ないだったり、どれも洗練されて美しい。
メインテーマ曲はまるで風に通された木の葉ずれがサーと聞こえ、木漏れ日が降り注ぐのような光景を想起される。
人生の中一度だけ、一生でも忘れないことを大切に心に納める。