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警視庁物語 深夜便130列車のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

警視庁物語 深夜便130列車(1960年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

匿名性流動性がつよいリアルな刑事群像が魅力。今作もすぐ大阪出張で。複雑な合同捜査となる。出発の駅での息子とのやりとり。いかにもヒーローとしてでなく。庶民としての刑事像。犯人側も下層底辺。浅薄な流行風俗への批判もあり。時事社会派的なセミヒューマンドキュメンタリータッチ。かれた風景のトマソン映画で廃墟感も。本作にかぎると。台風被害鬱映画ともとれる。土木工事の汚職がからみ人災めいて鬱ひとしお。逮捕。犯人はこれで罪をかさねなくてもすむ。
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