のんchan

ヴァン・ゴッホ~最期の70日~ののんchanのレビュー・感想・評価

3.4
世界的な知名度と人気を誇るフィンセント・ファン・ゴッホが気になった時期があり、かなりの数の映画を観て、本も数冊読んで、自分なりのゴッホは確立している。

モーリス・ピアラ版があったのを知らず、興味を持って観ましたが...
あ〜ごめんなさい、これはダメ。
観なきゃ良かった。

内容は"最期の70日"となっているので、あの耳切り事件などの後、療養のために訪れたオーヴェルの村での生活を描いている。
診察を受けた医師の娘と親密になっていく話、そしてピストルで脇腹を撃って(他殺説も未だにあり真実は不明)亡くなるまで。


いや違うな、こんな俗っぽくないから。
孤独なはずのゴッホ、農村の絵画制作に明け暮れたはずのゴッホなのに、絵を描くシーンもほんの少し、確かに女遊びもしたのは知ってる。だけど、この作品だと女好き過ぎる。女遊びしかしてないじゃないか。短気で気難しくて気まぐれで嫌なヤツだけが浮かび上がる。
弟テオとその妻の関係も何だか私が思っているのとは違った。あ〜残念。


ピアラ監督なりに、精神異常でなんかなかったんだと伝えたかったのかもだけど。


※夜遊びしている時、大勢で踊る行進ダンス(フォークダンスみたい)は面白かった。
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