mikoyan358

ルノワール 陽だまりの裸婦のmikoyan358のレビュー・感想・評価

2.5
2016/3/2鑑賞(鑑賞メーターより転載)
かの大画家ルノワールの最晩年、そして息子である映画監督のジャン・ルノワールの若かりし頃を、2人に浅からぬ由縁のある一人の女性を通しながら描く。まさにルノワールの絵のように絵画的で静かな伝記映画であり、若干の眠気を催してしまう事は否定できない。ただ、デデというこの女性を触媒として体も動かなくなってきた父が最後の創作意欲の炎を燃やし、そして彼女に魅了された息子はその後に発揮される才能を芽吹かせた点は興味深い。まあ、彼女自身の視点からその生活が幸せだったかというと首を自信持って縦には触れなそうだが...
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