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セインツ -約束の果て-のILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)
4.0
原題『Ain't Them Bodies Saints』 (2013)

監督・脚本 : デヴィッド・ロウリー
撮影 : ブラッドフォード・ヤング
編集 : クレイグ・マッケイ、ジェーン・リッツォ
音楽 : ダニエル・ハート
出演 : ケイシー・アフレック、ルーニー・マーラ、ベン・フォスター、他

荒涼とした1970年代のテキサスを舞台に、恋人と娘に会うために脱獄した追われる男と、彼を娘とともに待ち続ける女、その女に密かな恋心を抱く保安官の姿を美しい映像と詩的で繊細な語り口で綴るクライム・ヒューマンドラマ映画。

デヴィッド・ロウリー版「地獄の逃避行」映画。

叙情的で繊細な演出、詩的な語り口と映像美と共に、離れ離れになったアウトローの男女が追い求めた愛の姿を描いた一作で、
非常に地味で静かな作品ですが、とても良質な「映画」でした。

あと、キャスト陣の演技も素晴らしく、個人的にはダニエル・ハートのハンドクラップを使用した音楽が非常に好みでした。
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