としこし

僕が星になるまえにのとしこしのネタバレレビュー・内容・結末

僕が星になるまえに(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

乗れないところもありつつも、いい映画だとは思った。
良かったとこは映像の美しさ。ウェールズのヴァラハンドルというところを目指すんだけど、本当に自然しかなくて、野宿しながら進んでいく。最後辿り着いた場所は期待してたより普通な景色だったんだけど。。でもそこに着くまでの風景は綺麗だった。野生の馬もいて。
男4人の関係も良かった。最初はふざける人、ちょっと距離を取ってる人、真面目にガチギレする人と、本当に友達同士なのかと思うぐらいチグハグなのだけど、真剣に言い合ってもすぐ仲直りしたり誰かが仲を取り持ったりとすごくバランスが良くて、いいなって思った。みんなジェームズを大切に思ってるのは伝わってくるし。

乗れなかったところはリアリティーがなさすぎたところ。末期癌患者連れて、トータル何泊した?この日数必要な旅を計画段階で許可するとは信じがたい。しかも途中でどんどん荷物を失うサバイバル系。カートを失って絶望したりしてたけど、カートあっても最後の方登れなかったでしょ。
あと、けっこう冷めたのがマイルズの汚れなさ。ベネディクトカンバーバッチ演じるジェームズは蒼白になったりとにかく重病さが出てた。ディヴィーとビルも髭ボサボサちょっと薄汚れた感出てた。マイルズだけなんでそんなにお肌ピカピカなの?何日も野宿してたじゃん。髭は全く生えない。なのでマイルズ映る度に、話に入りかけてたのを引き戻されてしまった。

全体的な雰囲気はいいので、小さなことにイチイチつっこまなければいい映画。
としこし

としこし