冷蔵庫とプリンター

殺人!の冷蔵庫とプリンターのレビュー・感想・評価

殺人!(1930年製作の映画)
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ヒッチコックとしては珍しくシンプルなミステリー。

美しき容疑者、一般人による捜査といった要素がヒッチコック映画的ではあるが、ミステリーとしてあまりパッとしない印象を受けた。サー・ジョンが独り言を長々と話すシーンも説明的で面白くない。

影が伸びて、絞首台のシルエットが映し出されるショットは良い。
また、法廷で陪審員が協議する場面は『十二人の怒れる男』を思わせた(サー・ジョンは押し切られて有罪を認めてしまうけれど)