真魚八重子

殺人!の真魚八重子のレビュー・感想・評価

殺人!(1930年製作の映画)
2.5
初期のヒッチコックを見直す。

登場人物が多すぎるのか、まとまらないままダラダラと進んでいく。ラストが結局、精神的圧迫で異常行動に出るのが、今の時代に観るのはきつい。人種問題を殺人の動機にしたり、自殺の動機にしたりすることも、非常に繊細な取り扱い方になっていくんじゃないだろうか。まだまだ消えない問題だから、犯罪に絡む要素として使われておかしくないけれども、フォローが必要となっていく。ロバート・バド・ドワイヤーを思い出してしまった。
真魚八重子

真魚八重子