GaPTooth

殺人!のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

殺人!(1930年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

仲が悪かった。
二人きりだった。
口論が聞こえた。
死体の側にぼーっと立っていた。
...なんて状況証拠だけで逮捕され、12人の陪審員による評決一致で有罪となり死刑判決を受けた無実のダイアナ。

が、どこか引っ掛かる。
陪審員の1人としての責任感を感じたサー・ジョンは、マーカム夫妻の協力を得てエドナ殺害事件の真相を求めて検証していく。

まあヒントがザクザク。
ダイアナが庇っている男の存在と秘密。
楽屋の割れた洗面台。
置き忘れられたシガレットケース。

真犯人をおびきだして追い込んでいく手段と過程(劇団の役者としてオファーし「エドナ殺害事件の犯人役」を割り当てる)や追い込まれた真犯人の心情描写が見もの。

サー・ジョンへ「犯人の告白(遺書)」としてではなく、あくまでも劇のための「犯行するに至った過程や動機」として手紙を書き残したハンデル・フェインの最期はサーカスの観客の衆目に晒されながら。実に劇的。

ダイアナ役の女優。
黙っていれば美しいが、喋ると...(ФωФ)。
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