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チャップリンの寄席見物のadeamのレビュー・感想・評価

チャップリンの寄席見物(1915年製作の映画)
3.0
チャップリンが劇団時代の出演作品を翻案した秀作短編コメディ。
劇場を訪れた紳士と二階席の酔っぱらいの二役をチャップリンが演じ、観客から出演者までを巻き込んで大騒動を繰り広げるストーリーです。
いつもの調子で周りに迷惑をかけるだけでなく、自身がやられ役にも回ることでギャグがバラエティ豊富になっています。
オチとなる放水ギャグも地味目な小ネタを積み上げてきたからこそ、クライマックスとしての役割を担えている気がしました。
カット割りによる引きと寄りのバランスも良く、映像作品としてのクオリティがまた一段上がった印象でした。
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