東京国際映画祭2017にて。
『質屋』と連続して、声優さんによる口演つき上映です。
今回チャップリン役を勤めますは、平田宏明さん。
ワンピースのサンジとか、タイバニのワイルドタイガーとか、ジョニデとか、様々な役や吹き替えをされている方ですね。
そんな平田さん、今回はたった一人で吹き替えを行います。
なぜなら、今作、冒頭のタクシー運転手以外、チャップリン一人しか出てこないのです。
というわけで、声優さんも平田さん一人というわけです。
いやー、実にコミカル。チャップリンも平田さんも。
何度でもリテイクをしたという完璧主義のチャップリンだからこそ、こんな完成度の作品になるんですね。
今の映画にはない、肉体だけで全てを表現する巧みな演技力が素晴らしいです。
あの回転テーブルアクションなんて、ちょっと常人にはおいそれと真似できるもんじゃありません。
改めて、チャップリン映画の底力の凄みを感じることになりました。