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ネゴシエーターのadeamのレビュー・感想・評価

ネゴシエーター(1997年製作の映画)
1.5
エディ・マーフィー主演のポリスアクション。
交渉人の刑事が相棒を殺した悪人を捕えるため、新米の相棒と捜査に挑む物語です。
エディの代名詞となった刑事アクセル・フォーリーを意識せざるを得ない苦しい作劇の中、せっかく生み出したネゴシエーターという設定をまるで活用しない脚本には閉口しました。
女はいつでも傷ついた男を癒すために待ち続け、男の男らしさを際立たせるために窮地に陥る役割という女性観に象徴される古臭さが脚本全体を支配し、制作年代を考慮しても時代錯誤感の否めない作品となっています。
悪役のキャラは悪くなかったのですが、後半はやたら復讐にこだわることでスケールが小さくなってしまうのが残念でした。
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