まっどまっくすこーじ

ネゴシエーターのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

ネゴシエーター(1997年製作の映画)
3.0
シリアスなストーリーの中にエディの軽妙なセリフ廻しをフィーチャーしたクライムムービー。

口から先に産まれてきたようなエディの魅力はそのままに、コメディではないタッチで展開していきます。
サンフランシスコの刑事で人質事件の犯人との交渉を担当するネゴシエーターの役はピッタリです。

サンフランシスコといえば、坂のアップダウンがとても多いですが、今作もそれを活かしたアクションが見所となっています。
特に路面電車を使ってのチェイスは斬新でした。
カーアクションにも力を入れているのが分かります。

相棒は新人教育中だけど優秀な奴でクライマックスではいい活躍します。演じているのはマイケル・ラパポートという人ですが、トゥルー・ロマンスに出てたくらいしか知りません。ブルース・ウィリスが校長をやってるほうの処刑教室に出てるらしいけど、だからどうしたというレベルでもありませんが。

犯人がけっこうしつこい性格だなというくらいであとはまあ普通のクライムムービーです。
特徴としては焦らす演出がホラー映画みたい。まあ頑張っているのはわかります。
でもやはり平凡。エディのセリフ廻しのみ愉しい。
何にも考えずにボーッとできる時にたまたまテレビでやってたから観ようかな、というとき向けの映画でした。