イッテルビウム中田

アナと雪の女王のイッテルビウム中田のレビュー・感想・評価

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
5.0
圧倒的な人気で世間を賑わった〝レット・イット・ゴー〟あれから10年経った今でもカラオケで歌われることも多い。
本作における最大の魅力はなんといっても〝雪だるまつくろう〟〝とびら開けて〟など至高の音楽だ。

とはいえ、魅力的なキャラクターや北欧雪景色の映像美に加えて〝ディズニー初のダブルヒロイン〟という面においても今作は魅力的である。

その場で意気投合して即結婚。アナの早急な判断に対してエルサは疑問を抱くが、少し前のディズニープリンセスは須く運命の出会いを経ての即結婚だったことを思い出してほしい。(余談だが、アナとエルサがディズニープリンセスに含まれるかには賛否両論あるそうだ)

『魔法にかけられて』においても〝運命の出会い〟や〝一目惚れ〟に対して相手を良く知ることの大切さを説いていたが、本作ではその危うさをより強調しているように感じた。

また、本作における〝真実の愛〟とは。
オラフは「愛とは自分のことよりも相手のことを考えること」と言った。
無償の愛とは男女間の恋愛だけでなく、家族間におけるものにもあるのだ。