くまのすけ

アナと雪の女王のくまのすけのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王(2013年製作の映画)
3.9
WOWOWにて、吹き替えで。ちなみに、初鑑賞です。

いや~、今さらですよね。正直言うとまったく興味はなくて、話題になっていた当時も「なんか人気あるんだな~」ぐらいの印象でした。
この先一生観ることはないと思っていたほどです。

先に言っておきますと、ワタクシ元々ディズニーにほとんど興味なくて。子どもの頃アラジンを観て『ホール・ニュー・ワールド』が素敵な歌だなって思った記憶はあるのですが、それだけです。
なので、これから述べることはディズニーやミュージカルに若干拒否反応を起こすような者の戯言、として捉えていただけると嬉しいです。
関係ない話も多いのでw

まあ、そんな私がなぜ本作を観るに至ったかというと…
姪っ子がね、半年前ぐらいにハマってしまったんですよ…。
兄夫婦もあまりディズニー観るような人たちじゃないし、家では『お母さんといっしょ』か『アンパンマン』ぐらいしか観せていなかったと思うんですけど、保育園で観たらしくて。
電話でお話しててもアナ雪の話ばっかりで。
ハロウィンにエルサの衣装を買ってもらったということで、去年の年末はその衣装を着てくれて、かつ「ありのままで」をかけてもらいながらエルサになりきって演じて(?)くれていました。
いやあ~、面白くって可愛くって私、涙が止まりませんでした。(オババカ)
ただ、その時は姪っ子がやっている動作が何を表しているのか分からなくて、兄が「お髪ほどいたんだよね」とか「階段上ってるんだよね」とか所々説明を入れてくれてようやく理解できていたんです。
なので、これは話をちゃんと知っていたほうが楽しめると思ったわけですね~。

そして、観た感想ですが…うん、普通に楽しめましたw

もう、「雪だるまつく~ろ~」のところから姪っ子の姿が被ったのか音楽が素敵だと思ったのか涙が止まらなくてですね…泣きすぎて、「生まれ~て~は~じめ~て~」のところは歌詞が全然頭に入ってきませんでした。。

「ありのままで」は、けっこう始めのほうで出てくるんだなという驚きはありましたね。
そこでも姪っ子の姿が被って、「あ、この仕草知ってる!」ってまた涙が止まらなくなりまして…怒濤の前半だったな、と。

中盤のオラフの場面は「あ、この台詞、姪っ子がしょっちゅう言ってたヤツだ!」と(ここでも)なり、かつ変更になった声の方があまりにお上手だったので俄然前任者がどんなだったのかが気になってしまいました。

中盤以降でようやくお話に集中できてきましたが、そこまでもそれからも面白いと思いましたし、よくできているなぁと思いました。
特に映像が。子どもの頃観て以来なので、進化が目覚ましかったですね。

唯一気になったのはアナがエルサに会いに行ってようやく会えた時の二人の掛け合いで、「アレンデールが危・機・な・の~…」ってところは歌わないほうが良かったんじゃない?って少し思いました。
日本語の字面で聴いたから違和感があっただけですかね~?「危機」って言葉と、スタッカートではないけど一拍ずつのフレーズが相反するように感じて、歌がマッチしないように思えました。

まあ、ここまで概ね肯定的にみておいてなんですが、再鑑賞はないと思います。
これはあくまでも「姪っ子を思い出させる(愛でる)ツール」であって、私自身が深く感動したとか、ここの音楽が気に入ったとか、そういったところには届かなかったと感じているんです。漠然と「音楽がキレイ」とか「映像、演出がスゴい」とかは思ったんですけどね。

ただ!そんな私のような人間でも楽しめちゃうディズニーには脱帽です。
「やっぱりディズニーってスゴい」
これに尽きると思いました。
くまのすけ

くまのすけ